全国香港マカオ研究会は2月22日、リモートセミナーを開催し、香港の「愛国者治港」実現や香港選挙制度の改革などの議題を討論した。同日の香港メディアによると、国務院香港マカオ弁公室の夏宝竜・主任はセミナーで講話を発表し、「愛国者治港」の基準や必須条件として(1)憲法と基本法に厳格に照らして事を行う(2)中央の主導権を尊重(3)香港の実際の状況にかなう(4)行政主導体制を実現(5)健全な制度で保障――の5つの原則を提示した。夏主任は「特に選挙制度を改善して香港の統治権を愛国愛港者の手中に収めることを確保する」と述べるとともに「いかなる状況の下でも重要なポストを反中乱港分子に占拠させてはならない」と強調。愛国者は国家の主権、安全、発展の利益を守ることが必然であるのに対し、反中乱港者は逆に国家の主権、安全、発展の利益を脅かす活動を故意に行っていると指摘した。

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