例年旧正月には多くの市民が参拝に訪れる「黄大仙祠」だが、今年は新型コロナ禍のため、99年ぶりに旧暦大みそか(2月11日)深夜の初焼香が一般公開されないことになった。2月1日付香港各紙によると、今年は午前零時になって元旦を迎えたら黄大仙祠の管理団体の幹部らが信者を代表して本堂で最初の焼香を捧げ、香港市民のために祈祷する。市民は自宅に居てもその時間に獅子山(ライオンロック)の方角を向いて祈りを捧げることができるという。初焼香や祈祷の様子はテレビやソーシャルメディアで生中継する予定だ。旧正月前後の黄大仙祠開園時間は、大みそか(2月11日)は7時30分から16時30分、元日から旧正月14日(2月12~25日)は7時30分から18時となっている。安全を確保するため、関係者や職員は大みそか前の48時間内にウイルス検査を行うほか、開園時には混雑防止と防疫対策が実施される。 元日から旧正月15日(2月12~26日)は、参拝客は正門で「安心出行」のQRコードをスキャンするか、係員の指示に従って個人情報を登録し、列に並んで入場する際には1・5メートルのソーシャルディスタンスを保つことが必要だ。

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