香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―経済

「Japan クラフトフェア」が開催中

宮城県の伝統的工芸品として知られる仙台箪笥(たんす)の老舗、門間箪笥店の香港旗艦店「monmaya」にて、「Japan クラフトフェア」が開催されている。仙台箪笥は伊達政宗公の時代に梅村日向が作り始めたと言われる伝統的な家具で、指物・塗・金具の三技一体により美しい仕上がりを持つ。浄法寺漆を用いた鏡面仕上げや、縁起物をモチーフにした金具が特徴で、熟練の職人によって丁寧に作られ、年月が経つほどに色合いや光沢が深まり、唯一無二の味わいが生まれる。今年創業152年の同店は、2017年に香港に進出。伝統工芸品の魅力を広めるほか、海外店舗展開の経験を生かして、ものづくり企業や中小企業の海外進出をサポートもしている。

今回のフェアは、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会、株式会社門間箪笥店、門間屋香港有限公司が主催し、在香港日本国総領事館や香港日本人商工会議所が後援。経済産業省の外郭団体からの委託を受け、全国243の経済産業省指定の伝統的工芸品事業者の中から、輪島塗や江戸木目込人形など、26の伝統工芸品事業者の作品が展示・テスト販売されており、香港初上陸のものや珍しい作品が揃っている。フェアは25年1月31日まで開催。

所在地: monmaya Happy Valley Flagship shop (89 Wong Nai Chung Road)

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから