壱伝媒集団(ネクストメディア)と『りんご日報』の元幹部6人が11月22日、高等法院(高等裁判所)でネクストメディア創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏とともに外国または域外勢力と結託して国家に危害を与えたことを認めた。23日付香港各紙によると、原告側は『りんご日報』が逃亡犯条例の改正反対デモの発生前後、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行期間、香港版国家安全法の実施前後に160本の扇動的な文章を発表したと指摘。6人はネクストメディアグループで社長、編集局長、主筆などの重要なポストを務め、『りんご日報』の日常的な運営に通じ編集と経営判断を担っていることから、必然的に外国勢力に香港または中国への制裁実施を求めることに関わっていると説明した。『りんご日報』の張剣虹・元社長、陳沛敏・元副社長、羅偉光・元総編集、林文宗・元執行総編集、元社説主筆の馮偉光氏(英語版執行総編集)と楊清奇氏は22日、法廷で「外国または域外勢力と結託して国家の安全を脅かした罪」を認めた。6人は引き続き収監され、黎智英氏の裁判で判決が出た後に情状酌量要求と判決が下される。

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