中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の報道官は6月25日、『りんご日報』休刊に関して欧米の政治家から批判的な発言が上がっていることに言及した。
同日の香港メディアによると、報道官は「一部の米国・西側の政治家は最近、報道の自由を笠に着て『りんご日報』関係者の香港版国家安全法違反容疑や同紙自らの運営停止について、中国が香港のメディアの自由を弾圧していると叱責している。これは故意に香港版国家安全法を否定する攻撃で、粗暴な香港事務への介入と中国内政への干渉である」として強く譴責した。
さらに「特区政府の『りんご日報』に対する行動は国家の安全と香港の安寧を守る正義の行為である」と述べ、報道の自由とは関係ないと強調。米国政府が数日前に外国のニュース媒体30余りのウェブサイトを強行閉鎖したことを挙げ、外国媒体に対する粗暴な弾圧を行いながら特区政府が国家の安全を守る法執行の行動を非難することをダブルスタンダードと指摘した。
また『りんご日報』については「創刊から20年余りにわたって深刻に報道モラルに背き、大量にフェイク情報を散布し、外部勢力との結託を続け、国家の安全を深刻に脅かし、オーナーの黎智英(ジミー・ライ)氏の反中乱港のための政治道具と化した」と述べた。
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