警察の国家安全処は12月29日朝、『立場新聞』の取締役、元取締役を含む7人を扇動的刊行物発表共謀の容疑で逮捕した。30日付香港各紙によると、『立場新聞』は香港版国家安全法の施行後16カ月以内に多くのフェイク情報を利用した扇動的な内容の報道とブログの文章を発表。さらに広告も少なく収入が限られるとみられる状況下で出所不明の巨額の資金を擁しており、英国に支社を設立したことから外国勢力との結託が疑われている。同時に特区政府保安局の●柄強・局長は香港版国家安全法第43条実施細則に基づき『立場新聞』の約6100万ドルの資産を凍結した。香港版国家安全法の施行以降で最高額の凍結となる。国家安全処が逮捕した7人(34~73歳)は『立場新聞』元取締役兼編集長の鍾沛権氏、元取締役の呉靄儀氏、方敏生氏、何韻詩氏、周逹智氏、取締役兼編集長代行の林紹桐氏、『りんご日報』元副社長の陳沛敏氏となっている。【●=登におおざと】
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