設立5年のネット媒体『衆新聞』は1月2日、SNSプラットホームに声明を掲載し4日から運営を停止すると発表した。2日の香港メディアによると、声明では『衆新聞』が2017年1月1日の設立記者会見で「多くのメディア関係者が香港の自由の状況を憂慮しているが、『衆新聞』が公衆の利益のために公衆にサービスできる」と述べていたことに触れ、過去2年の社会の変化からメディアの生存環境が悪化したことから「我々の理念を達成することはできない」と説明した。『衆新聞』はメディア従事者、ニュース学者、ベテランメディア関係者の10人で設立。メディア関係者の李月華氏、『明報』元編集局長の劉進図氏、「安裕」のペンネームを持つ『明報』元執行編集局長の姜国元氏、元香港記者協会主席の麦燕庭氏らが含まれている。現在の『衆新聞』主筆は『サウスチャイナ・モーニングポスト』の元編集局長で元香港記者協会主席の楊健興氏となっている。
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