おにぎり店「TABEO」が新メニュー

セントラルにある商業複合施設「中環街市（セントラルマーケット）」に昨年１０月にオープンした、おにぎり専門店「TABEO by Piro Piro 」が好評だ。高品質な和食を低価格で提供する同店は、和食のテイクアウト専門店。北海道ブランド米「笑丸」を使用したおにぎり全６種（２５ドル～）をはじめ、ビーフコロッケ（３０ドル）、北海道ロブスタービスク（３５ドル）などサイドメニューやスープなどが並ぶ。

立ち上げたPIRO PIRO Limited代表の田中千絢氏は、子供の頃に過ごした香港に対する思いを胸に日本文化の発信を決意。「香港に恩返しがしたい」という思いが今回の挑戦に繋がった。メニューの監修は香港の老舗和食「西村日本料理」の2代目、西村祐弘氏が担当する。

オープンから3カ月経過したなか、今年１月にはメニューの改善が行われた。当初は大きなサイズでおにぎりを提供していたが、米の量が多いという声を受け、20g減少。竜田揚げ（４０ドル）は食べやすい串刺しスタイルに改良された。特に人気のおにぎりは、北海道産の鮭、いくらをたっぷり使用している「北海道」（３５ドル）や、明太子マヨネーズ＆クリームチーズが入った「博多」（３５ドル）など。最近は新たにハンバーガーも登場し「サムライ照り焼きバーガー」（４５ドル）を目当てに来店する人も多いそうだ。田中氏は「本物の和食を手軽に楽しんでほしい」と語り、将来的に多店舗展開を目指す。