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香港―経済

おむすび専門店OMUSUBIオープン

香港発のおむすび専門店「華御結」を運営する百農社国際有限公司が、新たなブランド「OMUSUBI」1号店をIFCモールにオープンした。11日にはブランド設立発表会がオンライン開催された。今年で10年目をむかえる「華御結」は2011年にオープンし、現在香港で100店舗以上展開。おむすび文化を香港に広げてきた。新ブランド立ち上げにあたり同社はおむすびの安心安全への取り組みをさらに強化していく。使用する米は2017年に世界農業遺産に認定された宮城県美里町の「ひとめぼれ」で、農薬の使用を極力減らした最高品質のお米を厳選。商品パッケージや店舗デザインはより環境を配慮したものにする。米作りの過程においても、プラスチックコーティングされた肥料を使わない、メタンガスの発生を抑えるなど地球に優しい取り組みを行う。ロゴのデザインや総合プロデュースは、ユニクロを手掛けた日本を代表するクリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和氏に委託。佐藤氏によると、赤い三角形のアイコンと“OMUSUBI”という文字を三角形に組んだロゴタイプで構成し、赤いブランドカラーは「太陽の恵み」「おむすびとは人に ・地球に優しくあるべき」という暖かい心を表現したという。百農社国際有限公司董事長の西田宗生氏は、中期計画として2025 年までにアジアを中心に 2,000 店舗展開したいと考えており、長期計画として2030 年までに世界で10,000 店舗展開を目指すとの意気込みを述べた。日本米の使用量は玄米ベースで最大年間14万トンで、約5万人の雇用を創出することになり、おむすびの1日あたりの最大製造量は1000万個になる。

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