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香港―社会

ちまきの「葉」の金属含有量が基準超え

来る6月14日は端午節。端午節には●子(ちまき)を食べる習慣がある。政府機関が行った市販のちまきの成分検査ではすべて合格だった一方で、先ごろ香港紙が民間の調査機関に委託して行った「ちまき(を包む植物)の葉」に関する調査では重金属や漂白剤が検出されたという。香港メディアによると、『東方日報』が旺角と深水●の乾物店などで独自に購入した「ちまきの葉」5種を専門家が調べたところ、5個の検体すべてから重金属と漂白剤が検出されたことがわかった。香港には「ちまきの葉」単独の安全基準を定めた法律はないため、仮に食物の金属含有量に関する法律の基準値を引用した場合、今回の検体の中にはカドミウム含有量が基準値の20倍以上、鉛含有量が同2倍以上に達するものがあったそうだ。食物安全中心(CFS)によると、ちまきの葉は食物ではないため食物法律の適用外で、現時点では香港も中国本土の食物法典委員会もともにちまきの葉に関する安全基準は制定していない。CFSは、過去3年内に寄せられたちまきに関する苦情は23件あったが、その内容にはちまきの葉に関するものはひとつもないと指摘。CFSが先般2回にわたり行った市販のちまきの成分検査ではすべてのサンプルが安全基準を満たしていたと説明している。【●=米へんに宗】

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