先に休刊した『りんご日報』の元幹部4人の公判が7月22日に行われ、保釈は認められなかった。23日付香港各紙によると、『りんご日報』は過去1年余りに国家の安全を脅かす文章を約30本掲載し、幹部5人が6月に逮捕された。そのうち張剣虹・元社長と羅偉光・元総編集が起訴されたのに続き、7月21日には林文宗・元執行総編集が逮捕され、陳沛敏・元副社長と元主筆の馮偉光氏と楊清奇氏の保釈が取り消された。林文宗氏、陳沛敏氏、馮偉光氏、楊清奇氏の4人は外国または域外勢力と結託して国家の安全を脅かした罪で起訴され、22日に西九龍裁判法院(地裁)で初公判が行われた。香港版国家安全法の指定法官兼総裁判官である蘇恵徳氏は、4人が国家の安全を脅かす行為を続けないと言える十分な理由がないことから、保釈の担保申請を却下。次の公判は警察のさらなる調査の結果を待って9月30日に行われることとなり、それまでの期間は勾留される。4人は昨年7月1日から今年4月3日までの期間、張剣虹氏、羅偉光氏、黎智英(ジミー・ライ)氏、その他1人と共謀し、外国または域外の機関、組織、人員に香港特区または中国に制裁、封鎖の実施、その他の敵対行動を取ることを求めたことが疑われている。
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