消費者委員会は先ごろ、シワ改善効果をうたうアイクリームの成分検査を行い、その結果を３月１４日発表した。同日付香港メディアによると、今回は初めての試みとして４０～５５歳のアジア人女性２２０人余りが３０日間にわたりテストに参加し、アイクリームの保湿、シワ改善効果について評価した。調べたのはエスティ・ローダー、オーレイ、キールズ、クラランス、資生堂、ニベアなど香港で市販されていてよく見かける１５種（価格は１７９～１０６０ドル）。その結果、全ての検体に保湿効果が見られ、うち４種はシワ改善効果が顕著だったという。また、１５種のうち６種の検体から、アレルギーを引き起こすことがあるホルムアルデヒドや香料が検出された。その中でシワ改善効果が最も理想的だったクリームの場合、香料が引き起こすアレルギー物質は８種と最も多かったにもかかわらず成分は表示されていなかったという。しかしホルムアルデヒドが検出された当該クリームの生産メーカーの話では、その含有量は中国や欧州連合の安全基準に符合しており、消費者は安全に使用できるとのことだ。
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