香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―社会

イタリア産パン回収、原料に発がん性物質

特区政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は2月9日、イタリアから輸入されたグリッシーニ(棒状のパン)の原材料に発がん性物質が含まれている疑いがあると発表、市民に食べないよう呼び掛けている。同日付政府公報によると、問題の製品は「IL Bel Paese Limited」が輸入し販売していた「Casa Rinaldi」ブランドのグリッシーニで、商品名は「L’altro Pane Sfilatini Sesamo」。1パックの内容量は130グラムで、ロットナンバーが「L. 01002」、賞味期限が2021年10月2日となっているものだ。CFSは先ごろ、欧州委員会の食品・飼料早期警告システム(RASFF)によって、当該製品から「エチレンオキシド」が検出されたため回収するとの情報を得たという。また、同製品が香港にも輸入されていたことが分かった。CFSではすでに当該製品の販売中止と回収を指示。輸入業者は当該製品の販売を中止し、回収を行っているという。同社では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2512-8070)を設置し問い合わせに対応している。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから