新型コロナウイルス肺炎の影響で香港市民が食糧や日用品を買いだめしているため、スーパーマーケットのウェルカムとパークンでは2月6日から購入制限が設けられた。
7日の香港メディアによると、スーパーでは連日、白米、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、漂白剤などが売り切れとなるほど市民の買いだめが激しくなっている。このためウェルカムはこれら商品について購入を1人2個までに制限する告知を張り出した。多くの食品サプライヤーからなる香港食品委員会は6日、記者会見を開き、物資は充足しており、価格も安定していることを強調。市民に冷静になるよう求めた。
特区政府はSNSで、政府の規定に基づくと食用米の備蓄は市民が15日間食用できる分の在庫を確保しておくようになっていると発表。さらに業界では突発的な状況に備えて余分に在庫を備えているため、現在、香港の食用米は全市民が約1カ月食用できる分(約2500万キログラム)が蓄えられていると説明した。また香港の食用米の80%余りは東南アジアから輸入されているため、市民は買いだめする必要はないと呼びかけた。
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