特区政府衛生防護中心伝染病処の張竹君・主任は４月２日、前日に発表した新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）の新たな変異種ウイルス株オミクロンＸＥが香港で確認されたとの情報は誤りだったと訂正した。２日の香港メディアによると、張主任は香港大学が２月初めに空港で２人の旅客がオミクロンＸＥに感染していると発見したことについて、香港大学に確認した際に意味を取り違えたと釈明。同サンプルはオミクロンＸＥではないと述べた。張主任は１日の記者会見で、当局は英国で発見されたオミクロンＸＥと、その他の地域で発見されたオミクロンＢＡ．１とＢＡ．２の複合ウイルスに留意していると述べた。香港大学が２月初めに空港で２人の旅客がオミクロンＸＥに感染していることを発見し、現在のところまだ市中への流入は確認されておらず域外からの流入ケースになっていると発表していた。英国の衛生安全局は３月２５日、現地で３種類の変異種が確認されたと発表。オミクロンＸＥ、ＸＤ、ＸＦの３種類で、ＸＥはオミクロンＢＡ．１とＢＡ．２の再編、ＸＤとＸＦはデルタとオミクロンＢＡ．１の再編となっている。英国ではＸＥが６３７件、ＸＦが３８件。ＸＤは英国では確認されていないが、世界では４９件、最も多いのはフランスとなっている。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
