ベトナム・カインホア省中部の沿岸都市カムランは、2045年までに「スマート観光都市」としての地位を確立し、地域及び国際的な観光地図に名を刻むことを目指している。カムラン市当局は、新しい開発計画を策定中で、観光産業を今後10年間で市の主要経済推進力として位置づけ、カインホア省の域内総生産の向上に貢献する予定である。
2025年までに年間30万人の観光客を誘致し、約3000億ドン(約1200万米ドル)の収益を見込んでおり、2000室のホテルを提供する計画がある。そのうち600室以上は四つ星以上の評価が必要とされている。2030年には年間観光客数が45万人に増加し、収益は5650億ドン(約2200万米ドル)を見込んでいる。宿泊施設は3500室に拡張され、その半数が四つ星、五つ星の基準を満たす予定である。
さらに、2045年には年間670万人の観光客を誘致し、5万室のホテルを提供する計画があり、そのうち80%が三つ星以上の水準に達する見込みである。この成長を支えるため、複数の重要なインフラ・観光プロジェクトが予定されており、2兆ドン(約8000万米ドル)の初期投資で「カムラン国際観光サービス複合施設」や、ホンロン山のエコ文化・精神観光地、シニア向けのウェルネスリゾートが含まれている。また、アクセス性と環境配慮を高める持続可能な交通インフラが優先され、港湾とマリーナのシステムの改良や、高品質な海上船舶やヨットの導入が計画されている。

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