キャセイパシフィック航空は、2024年8月8日、キャセイグループの2024年度上半期の決算発表に伴い、今後7年間で1,000億香港ドル以上を投資する事をコミットした。顧客体験向上および香港の国際航空ハブとしての地位強化のための戦略の一環として発表したこのコミットメントは、機材、客室プロダクト、空港ラウンジ、デジタル化およびサスティナビリティ推進への大規模な投資を含む。この投資により、今後エアバスA330-900型機30機を購入。新たなリージョナル・ワイドボディ機は2028年から随時納入され、主にアジア各国の都市に就航する予定だ。
キャセイは現在、100機以上の次世代航空機の納入を見込んでおり、将来的には全80機以上(30機のエアバスA330-900型機を含む)を追加取得する権利を保有している。ナローボディ機、リージョナル・ワイドボディ機、長距離ワイドボディ機、大型貨物機を網羅する発注によりキャセイの航空機を近代化および拡大化し、更に高いレベルへと引き上げるだけでなく、燃費効率の向上により、二酸化炭素排出量を削減し、2050年までにCO₂排出ネットゼロを達成するための重要な役割を担う。キャセイ・グループのプレミアム・エアラインであるキャセイパシフィックは今後3年間に、新たな製品を順次導入。まず、今年後半にはボーイング777-300ER型機のデザインを刷新し、ビジネスクラスの新シート「アリア・スイート」、プレミアム・エコノミー、そしてエコノミークラスの新シートと続く。
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