キャセイパシフィック航空は11月5日、パイロットと客室乗務員の9割以上が新たな雇用契約を交わしたことを明らかにした。6日付香港各紙によると、新たな雇用契約では福利が大幅に低下するが、すでにパイロットの98%に当たる2600人、客室乗務員の92%に当たる7300人が契約を交わした。契約を交わしていない職員は解雇されることとなるが、キャセイは労工法の規定を上回る条件を提供し、MPFの積立金を解雇手当に充てることはしないと述べた。一方、キャセイの客室乗務員労働組合の王思敏・主席は、若い職員の多くは自身の履歴に解雇された経歴を残したくないため、まず新たな契約を交わしてから引き続き転職先を探す意向を持っていることを明かした。

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