キャセイパシフィック航空グループは先に５０００人余りの人員削減とキャセイドラゴン航空の運営停止を発表して社会に衝撃を与えた。１１月１日付香港各紙によると、香港中文大学航空政策研究センターの袁志楽・副主任は「最近１０年余りの間にキャセイに対して多くの批判を聞いた」と述べ、サービスレベルが以前に比べて低下しており、改善の余地が大きいと指摘。またこれまでは東南アジアから中国本土への直行便がないことから香港でのトランジットが多かったが、中国と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の各国政府が航空協定を交わし直行便が増えているため、香港の航空会社にとって競争はさらに熾烈となっている。こうした中で業界は人工知能（ＡＩ）、ビッグデータ、クラウド計算などの科学技術を駆使して運営効率を引き上げ、コストを節約して「新常態」に対応すべきと提案した。
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