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香港―社会

クリニックが科興のワクチンを中傷

土瓜湾にある民間クリニックが科興生物の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの信用を落とした疑いで問題となっている。3月24日付香港各紙によると、特区政府衛生署は23日、問題のクリニックがワクチン接種スキームの指定民間クリニックの条件に関する合意に違反した疑いがあると発表し、当局はこのクリニックとの協力関係を解消し、未使用の科興のワクチン回収を手配すると決定した。問題となったクリニックは土瓜湾にあるYan Chak Medical CenterのDr. Lau Tung Wah Clinic。以前の報道によると、同クリニックは、科興のワクチンとバイオNテックのワクチンを比較した表をカウンターに掲示し、科興ワクチンの最大効率は50%であるのに対しバイオNテックのワクチンの効率は95%であることが示されていた。また、この表には科興が中国医薬品監督管理局の職員を買収してワクチンを製造できるようにし、使用承認を早めるようにしたこと、科興のワクチンは評判が悪く、バイオNテックのワクチンは国際的に評判が良いと表現し、さらには自身は科興のワクチンを接種しないし、市民にも接種すべきでないと述べている。

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