大手総合不動産コンサルティングサービス・投資運用会社であるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社は、「グローバルキャピタルフロー2025年3月」を発表した。レポートによると、アジア太平洋地域(APAC)は依然としてグローバル資本の極めて重要な供給源であり、世界の資本供給源トップ10のうち4つを、シンガポール、香港、日本、中国が占めている。また、APACの多様な投資の魅力と主要な不動産セクターへの大幅な資金流入を反映し、過去24ヶ月間、APACの投資が好調であったことがわかった。
2024年通年では、APACの投資額は5年平均の72%に達し、前年と比較して改善が見られた。特に中国、日本、オーストラリアが市場を牽引し、投資機会が広がっている。オフィスとインダストリアルを中心とする6つのセクターで、過去24ヶ月間に1,830億米ドルの投資が行われた。オフィスセクターが570億米ドルでトップ、次いでインダストリアル(550億米ドル)、リテール(370億米ドル)、マルチファミリー(170億米ドル)、ホスピタリティ(150億米ドル)と続いている。APACは引き続き、グローバルな資本の重要な投資先となっている。特に中国は土地・開発用地市場で圧倒的なシェアを維持し、日本やシンガポールも安定した投資の流れを確保している。

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