銅鑼湾のペットショップ「リトルボス」の女性店員が新型コロナウイルス感染症(COVID―19)変異種デルタに感染したことで、動物から人への感染の可能性が疑われている。1月18日の香港メディアによると、当局は女性店員と接触した人150人に検疫を受けさせるほか、7日以降に香港でハムスターを購入した人にも検疫を受けさせる。ハムスター購入件数は300件に及ぶ。またリトルボスで昨年12月22日に輸入したハムスターのロットのサンプルで陽性を確認し、昨年12月22日以降に香港でハムスターを購入した人は検査を受けるよう呼びかけている。これらの人が購入したハムスターは特区政府漁農自然護理署に引き渡して人道処理するという。香港では34軒のペットショップでハムスターを販売しており、計1000匹となる。ほかの小動物も合わせて約2000匹を処分することが見込まれる。漁農自然護理署はリトルボスが扱っているハムスター、トトロ、ウサギなど125匹のサンプルを検査し、うち11匹のハムスターのサンプルが陽性を示した。リトルボスとその大埔倉庫には1000匹の小動物がおり、当局はこれらをすべて処分する意向だ。
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