特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長は１１月２２日、新型コロナウイルス肺炎（ＣＯＶＩＤ―１９）感染者に一過性の手当として５０００ドルを支給することを明らかにした。同日の香港メディアによると、政府は新型コロナ流行悪化を受けて地場感染の香港市民に対して一過性の手当として５０００ドルを支給することを決定。詳細は後日、特区政府労工及福利局から発表する。陳局長はウイルス検査を経て感染が確認された者または手当を必要とする者に５０００ドルの手当を支給することとし、資産審査は必要ないと説明。同措置は労工及福利局の詳細発表後に発効するため、それ以前に確認された感染者には適用されないという。陳局長は同措置が市民にコロナ感染を奨励するものではなく、ウイルス検査を受けるのを奨励するものと指摘。検査を受けて感染が確認されると仕事ができなくなることを懸念する市民が多いため、生計への影響を心配せずに済むための手当だと説明した。
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