政府の専門家顧問を務める香港大学の袁国勇・教授は『星島日報』のインタビューを受け、香港の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行はすでに第4波に突入したと断言した。10月9日付同紙によると、袁教授は「コロナ流行第3波はそもそも感染者ゼロに達していなかった。隠れたウイルス伝播チェーンが存在していたにもかかわらず、香港人は過去2週間に警戒を緩めて連休に外出して消費活動を行ったことで地場感染者が増加した」と指摘。現在の状況からウイルス流行は相当ぶり返しており、第4波の段階に入ったとの見方を示した。特にウイルス伝播リスクが高い飲食業界では多くの店が防疫措置を順守していないことがウイルス伝播リスクを拡大させたと強調。飲食店は1卓6~8人の利用を容認したり、多くのバーでは顧客が長時間マスクを着けないことを容認していることなどを批判し、政府はただちに防疫措置を見直すべきと指摘した。
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