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香港―社会

サッカー協会のCEOを脅迫、3人逮捕

香港警察は先ごろ、香港足球総会(HKFA=香港サッカー協会)のCEOを脅迫した容疑で男女3人を逮捕した。3月22日の香港メディアによると、脅しを受けたのはHKFAの行政総裁(CEO)の譚秋朗氏。昨年11月に言葉で脅かされたほか、今年2月と3月に相次いで3つの小包が送りつけられ、中には、お盆などに燃やす死者のためのあの世のお金や供物、動物の死骸の一部が入っていたため通報し被害届を出したという。警察は男1人と女2人(31~55歳)を刑事脅迫の容疑で逮捕し、住居やオフィスから証拠とみられる物品を押収し捜査を進めている。逮捕者の中にはHKFAの董事(取締役)の1人である王琬琪氏が含まれると報じられていて、彼女は譚氏と仕事上で何かしらのトラブルがあったものとみられている。CEO職は前任者が退任後1年にわたり空席となっていたが、譚氏は昨年5月に華人としては初めてCEOとして就任。しかしビジネスマンとして理工系の国際的企業で働いてきた譚氏はスポーツクラブ運営にかかわった経験はなくサッカーとのつながりも乏しいことから適任かどうかに疑問を抱く声もあり、就任後は協会内で多くの人事異動があったという。

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