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香港―社会

サル痘感染者、ハイリスクの接触

衛生署衛生防護中心は3月21日、エムポックス(サル痘)ウイルスの感染者が新たに1人確認されたと発表し、衛生管理に注意喚起するとともに感染リスクの高い人はワクチンを接種するよう呼び掛けている。同日の政府公報によると、患者は基礎疾患がある35歳の男性で、3月13日に皮膚潰瘍と皮膚出血、発熱の症状が現れて3月17日に衛生署湾仔男性社会衛生科内の診療所を受診。病状は安定しており、マーガレット医院に入院して隔離治療を受けている。患者は潜伏期間中に渡航歴はないが、香港域内でハイリスクの接触があったと話している。今のところ先般のその他の感染者との流行病学的な関連は見られないという。

エムポックスは香港でも近年感染例が確認されており、潜伏期間中に渡航先でハイリスクな接触があったケースもあるが、今年に入ってからこれまでに確認された感染者(これで4人目)はいずれも香港域内でハイリスクの接触があったことが分かっている。当局はエムポックス専門のホットライン(2125ー2373)を開設しており、感染者と密接な接触をした人、中でも男性同士の接触や見知らぬ人と性行為をした人は相談をするよう提案している。接種予約不要の医療機関リストやその他の情報については衛生防護中心のウェブサイトで閲覧できる。

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