検疫指定ホテルとなっている東涌福朋喜来登酒店(シェラトン)で宿泊客2人の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)変異種ウイルス「AY.4.2」の感染が確認された。11月12日の香港メディアによると、感染者のうち1人はタイから入境し10月22日に1517室に入居。もう1人は英国から入境し11月1日に隣の1515室に入居した。英国からの入境者が先に発症した。香港大学微生物学系の袁国勇・講座教授は担当官とともに同ホテルを視察。英国からの入境者は部屋で毎日フィトネスバイクを漕いでいたため室内のウイルス量が相当高く、ドアを開けて食事を取る際にウイルス量の高い空気が廊下に流れ、タイからの入境者がドアを開けて食事を取る際にマスクをつけていなかったために感染したとみられるという。
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