特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長はこのほど、春節(旧正月)を前に家族の集まりなどが増える時期に入り、規制が難しくなることからショッピングモールを早めの時間帯に閉店させる必要性を検討していることを明らかにした。1月13日の香港メディアによると、ある小売店は「閉店時間にもよるが、午後6時よりも早く閉店してしまうと影響は大きい」とみている。ワンポアにあるオーガニック製品店のディレクター、謝慶立氏は「平日は仕事の後に買い物をする人が多いので、午後6時から7時30分までがピークで、休日は午後2時から7時までがピーク」と説明。逆に夜の外食禁止後、午後7時半以降はショッピングモールの混雑が緩和され、午後8時に早めに閉店しても営業に影響はないと推察している。モールが早く閉店すればネット通販市場にメリットがあるかもしれないが、同社は健康食品を販売しており、顧客はネット通販の利用が少ない50歳以上の中高年女性が中心であることや、顧客が近くに住んでいてネット通販の必要がないという。同社の事業はショッピングモール内の唯一の実店舗に依存しており、他の小売店よりも影響は大きいと考えている。
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