シンガポールは5月26日に香港とのトラベルバブルを開始する予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の悪化からトラベルバブルを再び延期する可能性が大きい。5月14日の香港メディアによると、シンガポールの王乙康・交通相は同日、シンガポールはトラベルバブルを開始する条件を満たせない可能性が大きいことを認めた。新型コロナ感染例を注視し早ければ週明けにも決定を下すという。協定ではシンガポールまたは香港で感染経路不明の地場感染が7日間移動平均で5件以上現れた場合は、トラベルバブルを2週間停止するとなっている。シンガポールでは過去1週間に15件の感染経路不明の感染例が確認され、7日間移動平均では2件となっている。

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