香港貿易発展局(HKTDC)は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行以降で初めて再開する実体貿易展示商談会として「香港国際珠宝展(香港インターナショナル・ジュエリーショー)」と「香港国際鑽石、宝石及珍珠展(香港インターナショナル・ダイヤモンド・ジェム・パールショー)」を7月25~29日に開催する。8日の香港メディアによると、同展示会は初めて一般来場者が無料で入場できるようにする。両展示会には400社余りが出展。新型コロナ流行の影響により実体展示会への海外からの出展者はわずか40社で、そのほかはすべて地場の出展者となる。各国が依然として出入境を制限する中、ドイツ、スイス、米国などの海外出展者は地元の代表または代理店の代表が参加する。今年は世界的に需要が回復し、昨年の低水準から輸出全体が大幅に回復し、年初来の5カ月間で29.4%増となった。 1~5月の香港の貴金属ジュエリー輸出額は82.3%増の286.5億ドルとなり、最大の輸出先である中国本土が230%近く増加したほか、真珠や宝石など原材料の輸出も伸びを記録し、ジュエリー産業の回復を示している。
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