天星小輪(スターフェリー)は尖沙咀―セントラル・湾仔間の運賃値上げを申請した。11月21日の香港メディアによると、スターフェリーは片道運賃をそれぞれ1.8~4.2ドル引き上げることを計画。うち休日の大人上層運賃は4.2ドルから倍の8.4ドルに、平日の大人下層運賃は2.6ドルから倍の5.2ドルに引き上げられる。月間パスは160ドルから320ドルに引き上げられる。高齢者は2ドルの優待運賃を申請し、現行の高齢者の無料優待を撤廃する。MTRを利用する場合の大人片道運賃は、尖沙咀―湾仔が11.5ドル、オクトパスを使えば9.7ドル、尖沙咀―セントラルは11.5ドル、オクトパスを使えば10.1ドル。スターフェリーの運賃は値上げ後もかろうじてMTRより安いこととなる。スターフェリーは2018年から赤字で、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行と鉄道網の整備によって顧客を奪われ、経営コストの上昇で昨年の赤字は3700万ドルあまりとなった。
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