スーパーのネット販売の落とし穴

新型コロナウイルスの流行第４波が続くなか、オンラインショッピングに注目が高まっている。１２月１６日付香港各紙によると、香港消費者委員会が一般消費者を対象に「HKTVmall」「Wellcome」「Park’n Shop」「city’super」「big big big shop」の商品についてアンケートを実施したところ、５つのスーパーすべての商品の配送に何らかの問題があったことが分かった。たとえばネットで購入した乳製品や冷凍肉、冷蔵食品の多くが常温で消費者の手元に届けられ、到着までに食材が破損していることなどが多く見られている。消費者委員会は、消費者に届けられた乳製品や冷凍肉、チルド食品の輸送温度が高く、２５回の購入のうち２４回が細菌の繁殖リスクを高めていることを明らかにした。これは食品衛生法に違反している可能性がある。大手スーパーが納品した商品には多くの問題点があり、商品の品質や配送手配の改善が必要であることも判明。新型コロナにより外出が控えられネット通販の需要が急増、販売量が前年同期の５倍になるなか、加盟店や提携物流会社に多大なプレッシャーがかかり、配送の遅延や不満な状態に陥っているという。

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