株式会社ゲオホールディングスは、香港とシンガポールにおいて、セカンドストリート事業を始動する。両地において1号店を2025年上半期にオープンすることを計画している。セカンドストリートは現在、日本国内に850店舗以上、海外では4カ国に100店舗以上を展開している。海外店舗は2018年1月にオープンした米国1号店を皮切りに、2025年1月末時点で米国43店舗、マレーシア23店舗、台湾38店舗、タイ3店舗を運営している。
2025年上半期に新たに出店を計画している香港とシンガポールは、世界中から人やモノ、企業が集まるアジアの経済の中心地。しかし両地におけるリユース文化の普及度は、日本と比べるとまだ発展途上の段階にある。香港では近年、環境意識の高まりとともにリユース品の需要が増加しているが、新品志向が根強く、市場全体としてはまだ拡大の余地がある。一方、シンガポールでは政府がサステナビリティ政策を推進しているものの、ファッション分野におけるリユースは一般的ではなく、今後の成長が期待される市場。セカンドストリートは、香港とシンガポールで、経済が成熟した国・地域におけるリユース市場の掘り起こしに挑戦する。香港では旺角MOKO新世紀廣場出店を予定している。

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