平等機会委員会は5月12日、2022年に香港全域で実施したセクシャルハラスメントに関する調査結果を発表した。同日の香港メディアによると、女性は職場で、男性はネットでセクハラ被害に遭いやすいという。同委が昨年3~6月に18~64歳の市民5000人余りに電話でアンケートを行ったところ、回答者の約18%が同調査以前の2年以内にインターネットでセクハラに遭ったことがあると回答し、ネットでのセクハラ被害は女性よりも男性のほうが多かった。また、ネットでのセクハラで最も多くあるのは下品な画像や動画、性的な意味を含むメッセージ、性的なジョークを送りつけられることだった。一方、回答者の約12%が同調査以前の2年以内に職場でセクハラに遭ったことがあると回答し、男性よりも女性のほうが多かった。また、加害者と被害者の関係を分析したところ、女性が被害者の場合は雇用主や直属の上司のような階級や権力が上の立場の人が加害者となるケースが比較的多いのに対し、男性が被害者の場合、同じ階級の同僚が加害者になるケースが比較的多かった。
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