ネットユーザーの呼びかけによるゼネストと非協力運動の集会が8月5日、旺角、沙田、大埔、金鐘、屯門など7カ所で行われ、集会に関連して各地でのデモ隊と警官隊の衝突に発展した。
6日の香港メディアによると、香港職工会連盟の呉敏児・主席は香港電台(RTHK)の番組で、5日のゼネストには約35万人が参加、うち集会には約29万人が参加したとの推計を発表した。特にキャセイパシフィック航空では約1500人、キャセイドラゴン航空では約500人がストを行ったという。
旺角では午後2時半ごろ、一部デモ隊が集会の行われている麦花臣球場の向かいの洗衣街を占拠。3時半ごろには弥敦道、4時過ぎには亜皆老街も占拠し交通はまひした。デモ隊は尖沙咀へ向かい、7時半ごろに尖沙咀警察署の入り口で放火を行った。午前零時近くにはデモ隊が弥敦道と亜皆老街の交差点で放火を行った。尖沙咀のフェリーターミナル広場に掲げられた国旗は再び降ろされて海に投げ込まれた。
天水囲警察署前では午後1時半ごろ、前日に逮捕されたデモ隊に声援を送るデモ隊が集まり、逮捕時にミニスカートの少女の下着が脱げたことに抗議する婦人団体「風雨蘭」と男性住民も抗議活動を行った。デモ隊は警官に物を投げるなどして衝突し、2時半ごろから催涙弾による排除行動が行われた。4時半ごろに警官隊がMTR西部線の方向に撤退していくと住民らから不満の声が上がった。

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