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アジア—経済

タイ国内市場で豚が過剰供給

タイ養豚業者協会(SRAT)のシティパン会長によれば、国内市場で豚が過剰に供給されており、小規模養豚農家の経営が成り立たなくなってきているという。その原因として、大手の養豚業者が需給バランスを考えずに国内市場に豚肉を供給していることなどが挙げられるとのことだ。

同会長は、「他の商品と同じように豚肉にも適切な需給バランスというものがある。豚の病気が蔓延した際には供給量が減少し、豚肉は大幅に値上がりした。それが今では近隣国からの豚の密輸入もあり、タイ国内では豚肉がだぶついて値下がりしている。大規模養豚場は、目先にとらわれずに養豚業全体の安定成長を考えて中小の養豚農家と協力して欲しい」と訴える。タイでは豚が年間2000万頭あまり飼育されているが、国内豚肉市場は大手10社にほぼ独占されているとのことだ。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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