事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相(74歳)について、次女でタクシン派・タイ貢献党幹部のペートンターン氏はこのほど、「8月10日にドンムアン空港に帰国する」と明らかにした。これを受けて矯正局のアユット局長は、「タクシン元首相は高齢の受刑者として扱われることになる。服役中に必要があればどのような治療も受けることができる」と述べて、特別に厳しい扱いを受けることはないと説明した。元首相は首相在任中の汚職の罪で裁判を受けていた2008年8月に保釈された後、裁判所の許可を得て中国の北京を訪れたが、そのまま逃亡し、現在に至るまでタイに帰国していない。逃亡後間もなくしてタイの裁判所は元首相に有罪判決を下したため、元首相は帰国すれば、すぐに収監されることになるが、元首相は先ごろ、「帰国したなら司法の求めるところに従う」と述べている。元首相は4つの事件について欠席裁判でそれぞれ禁固2年、2年、3年、5年の有罪判決を受けているが、最初の事件の禁固2年はすでに時効となっていることから、帰国したら10年服役する必要がある。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)
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