特区政府衛生署は11月12日、ダイエット効果をうたったチョコレートに禁止成分が見つかったとして、使用を控えるよう呼び掛けた。同日付政府公報によると、問題の製品は「KiMiSo Dark Chocolate/キミソ・ダークチョコレート)」。少し前に同製品に禁止薬が使われているとの情報が寄せられたため、当局がソーシャルメディアネットワークのプラットフォーム経由で同品を購入して成分検査を行ったところ、西洋薬「シブトラミン」が含まれていることが分かった。しかし、パッケージには成分表示がされていなかったという。シブトラミンはかつて食欲抑制剤として使用されていたことがあるが、服用者に有害事象(心血管副作用)が現れる恐れがあることから香港では2010年11月から使用が禁止された。当局では当該製品を購入および使用しないよう呼び掛けるとともに、成分が不明の製品には手を出さないよう注意を促している。
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