香港金融発展局の区景麟・行政総監は１０月８日に出席したフォーラムで、デジタル人民元を香港で試行する考えを示した。９日付香港各紙によると、区氏は「香港は世界最大の人民元オフショア取引センターであることから、越境資産運用とデジタル人民元が開始された後、サンドボックスとして人民元の国際化で重要な役割を担える」と指摘。現在、中国本土以外で人民元を使用するには関連資産が不足している問題に直面するが、デジタル人民元を使用は簡単で、金融発展局は関連の研究を行うことを明らかにした。越境資産運用はまだ具体的な詳細が発表されていないが、監督管理機関は市場研究を行っている最中であり、間も無く開始されると説明した。
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