区域法院(地裁)は5月15日、昨年6月12日に金鐘で発生したデモ隊と警官隊との衝突で逮捕され、暴動罪を認めた若者に禁固4年の判決を下した。
同日の香港メディアによると、被告は22歳のライフセーバー。昨年6月12日に立法会議事堂の一般入り口前で他の者とともに暴動に参加した。香港警察有組織罪案及三合会調査科は「数千人のデモ隊が立法会を包囲し道路を封鎖し、レンガなどで警官を攻撃する者もおり、警官は他の選択の余地がない状況下で催涙弾を放った」と説明。警官が抑制的であるのを利用して計画的で故意に警官を攻撃したため、多くの警官が負傷したと主張した。
裁判官は「被告は心から悔いる気持ちがあるとみられるが、起訴内容は深刻であり、禁固6年の量刑を起点として被告が罪を認めていることから刑期を軽減する」と述べ、禁固4年の刑を言い渡した。同被告は逃亡犯条例の改正をめぐる騒動で初めて暴動罪を認めて実刑を受けるデモ参加者となった。

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