学生組織「賢学思政」の王逸戦・召集人と黄沅琳スポークスマンが6月11日に逮捕された。同日の香港メディアによると、警察はSNSを通じて12日に開催する違法集結を宣伝し市民の参加を呼びかけている者がいることを発見。詳細な調査を経て11日朝に男性1人、女性1人を「違法集結に他人の参加を扇動した」「許可を得ていない集結を発表または宣伝した」罪の容疑で逮捕した。警察は同日夜に記者会見し、「賢学思政」がSNSで発表した内容を公開。宣伝の写真には「武力抗争が最後の活路」などと書かれていた。警察が6月上旬にSNSで発見した書き込みには、市民に旺角と銅鑼湾で行い違法集結への参加を呼びかけ、武力を使用する抗争を宣伝・鼓吹している。武力使用の呼びかけには火炎瓶の使用などが含まれていた。警察はネット上の言論は無制限ではなく、憎悪の扇動や暴力の鼓吹があれば違法行為を扇動する行為として取り締まると説明した。

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