デモ活動の継続で警察が暴力行為への対応に追われているため、警察力の低下に乗じて強盗などの犯罪行為も増えているもようだ。
12月4日付『星島日報』によると、立法会保安事務委員会のメンバーを務める陳恒●・議員は「香港は最近、治安が悪化しており、強盗事件が多発したり、違法駐車問題が過去にも増して深刻化している。これは主に警察が暴力的なデモ活動への対応に忙しいことによる」と述べ、18区で同時多発的に道路がふさがれるなどへの対応で警察が疲弊し、その他の犯罪に対応する精力と時間がないと指摘した。警察は治安維持に努力しているものの、暴力デモが終わらなければ治安は引き続き悪化するため、警官の待遇引き上げや警官増員で対応すべきと提案した。
同じく委員会メンバーの葛珮帆・議員も警察がデモ対応で疲弊している上にデモ隊による襲撃を恐れて街に出てパトロールすることを控えるようになったため、そのすきに乗じて犯罪を行う者が増えていることを指摘した。【●=金へんに賓】
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