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香港―社会

デング熱、今年初の域内感染確認

特区政府衛生署は4月25日、香港域内でのデング熱感染で、今年1人目の患者が先ごろ確認されたと発表した。政府公報によると、患者は28歳の男性で潜伏期間中の渡航歴はない。この患者は4月20日に発熱し、同22日に皮膚に発疹が出た。同23日から民間のクリニックや公立病院2箇所を受診した後、24日に救急診療室に入院。ウイルス検査でデング熱の陽性結果が出たが、治療を受けて容体は安定しているという。患者は小西湾の富怡花園在住で、コーズウェイベイの建設現場で働いている。過去3週間の渡航歴はなく、蚊に刺された記憶はないと話している。同居する家族のウイルス検査は陰性で、症状は出ていないという。また、当局は4月26日16時までに富怡花園の200戸、520人余りに連絡を取ったが、症状を訴える住人はいなかった。2023年通年のデング熱感染例62件はいずれも香港域外で感染した輸入例(潜伏期間中に渡航歴のある患者)で、域内感染はゼロだった。今年は4月25日までの感染例は20件、うち輸入例は19件、域内感染はこのたび確認された1件となっている。

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