昨年、新型コロナウイルスの感染が拡大し、トイレットペーパーが品薄になるとのうわさから買い占めなどが横行。そして価格が高騰するさなかにトイレットペーパー600ロール(1645ドル相当)を強奪する事件が発生した。3月11日付香港各紙によると、昨年2月、旺角のスーパーマーケット「ウエルカム」の外で、1人の男が果物ナイフで他人を脅してトイレットペーパー50パック(計600ロール)を奪い取り、仲間の男2人が荷台に載せて逃走。事件発生から2時間後に盗まれたトイレットペーパーは見つかり、その後、容疑者3人は逮捕された。このほど行われた公判で裁判官は、トイレットペーパーの需要が増え値上がりしていたことに目をつけ、荷台を用意していたことからみても犯行は計画的なものだと指摘。事件で負傷者は出なかったとは言え武器を所持しており、実刑が妥当だとして3人に禁固40カ月を言い渡した。
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