上海復星医薬とバイオNテックが共同開発した新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン「復必泰」の第1陣のうち58万5000本が2月27日、ドイツから香港に到着した。同日の香港メディアによると、「復必泰」を輸送するキャセイパシフィック航空の貨物機は同日午前10時過ぎに香港国際空港に着陸。優先的に駐機が認められ、10時半過ぎには積み荷を降ろし冷凍庫に運ばれた。特区政府公務員事務局の聶徳権・局長と食物及衛生局の陳肇始・局長が空港でワクチンの到着を出迎えた。「復必泰」は第1陣100万本がドイツから2便に分けて香港に輸送された。このうち58万5000本が到着し、残りは3月初めに到着する。同ワクチンはマイナス70度の冷凍コンテナで運ばなければならないため、当局は指定倉庫など特別な手配を行った。
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