上海復星医薬とバイオNテックが共同開発した新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン「復必泰」の接種予約受け付けが3月3日から始まった。4日付香港各紙によると、予約状況は予想されていたほど速くはなく、3日午後8時の時点でインターネット上で予約した市民人は約9万1200人。午後11時ごろの時点で7カ所のワクチン接種センターではまだ予約枠が40%残っていた。一方、北京の科興生物(シノバック・バイオテック)が開発したワクチン「克爾来福」は、3日に計1万1700人が接種を受けた。接種した人の数は前日に比べて約1300人減少。同ワクチンを接種した男性が2日後に死亡したことが発表されて多くの市民が接種を控えたともみられている。だが特区政府公務員事務局は3日夜、同日に5カ所のワクチン接種センターで予約をしてから接種を受けた人は92%で、残り8%は予約なしで「克爾来福」の接種を受けに来たと指摘した。
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