復星医薬は6月11日、株主総会を開催し、バイオNテックの販売代理を行っている新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン「復必泰」は6月中に合弁契約が実現する見込みで、上海市に技術移転して同ワクチンを生産することになる。12日の香港メディアによると、ドイツで生産して香港に輸送されていた「復必泰」は8月に中国本土で生産ラインが完成して生産を開始することになる。国家薬品監督管理局の審査手続きは順調に進んでおり、最終段階の認可待ちとなっている。バイオNテックが派遣した専門家はすでに上海市金山の工場で復星医薬のスタッフと作業を展開している。復星医薬は先の公告で、バイオNテックと合弁会社を設立し、mRNAの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの現地生産を実現し、年産10億本の生産施設を提供すると発表している。
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