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香港―社会

ドラッグ逮捕者、若年化の傾向

青少年がドラッグに関わる問題が増加しており、近年は若年化の傾向が見られるという。4月19日の香港メディアが伝えた香港警察の統計によると、2021年にドラッグに関わる事件で逮捕された21歳未満の青少年は624人で、17年の367人に比べ70%以上増加した。10~15歳では、17年の36人から21年は107人へと急増。このうち最も若い逮捕者は13歳だった。ドラッグの販売容疑で逮捕された18歳未満の少年は20年に比べ47%余り増加しており、違法毒物に関わる問題が若年化していることが分かる。また、青少年が最も手を出しやすいのが大麻とコカインだという。警察では、青少年は早くお金を稼ぎたい気持ちから違法毒物の運び屋を請け負うことが多く、ドラッグディーラーは毎回数百ドルから数千ドルの報酬と若いから逮捕されても刑は軽いなどの誘い文句で若者を引き入れると指摘。しかし、実際は毒物販売は重罪で逮捕者は厳重に処罰され、犯罪の代償は甘くないと強調し、安易に手を出さないよう呼び掛けている。

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