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香港―経済

ハチソン、パナマ監査当局に反論

長江和記実業の子会社であるハチソン・ポーツ・パナマは、現地の監査部門によって、営業権に関して複数の違反を犯し、現地政府への約12億バルボア(約93億香港ドル)の支援を怠ったことが明らかになった。4月10日付香港各紙によると、ハチソン・ポーツは9日、この非難は「事実に反する完全な誤り」であると反論する声明を発表し、パナマのフランチャイズは更新されており、すべての法的要件を満たしていることを強調。これまでに契約要件をはるかに超える16億9500万バルボア(約132億香港ドル)を超える巨額の投資を行ってきたという。

ハチソン・ポーツは、世間では事実と矛盾する発言がいくつかあり、それがパナマ港湾公社とパナマとの間の現在の法的関係を歪曲するだけでなく、パナマの長年の行動とも矛盾しており、遺憾であると指摘した。同社は「法の支配により、投資家はパナマが投資するのに安全な国であると確信するだろう」と述べた。同社は「パナマと世界に高品質の港湾サービスを提供する利権を守るため、敬意を持って建設的な交渉を行う」よう求めた。

ハチソン・ポーツは、営業権の更新時に手続きが遵守されなかったとの非難に対し、パナマ港湾公社が取得した更新フランチャイズは効果的に実施されており、すべての法的要件を完全に遵守していると述べた。同社はパナマの2020年の監査報告書では同社が契約条件をほぼ遵守していたと述べられており、2021年にはパナマ海事局も港湾会社が契約上の義務を完全に履行したことを確認したと指摘した。

投資の面では、ハチソン・ポーツはパナマ港湾公社が10億バルボア以上を投資し、さらに資産料として1億200万バルボアを支払うことを約束したと述べた。この投資は、パナマの監査総監による約4カ月に及ぶ徹底的な監査を経て、2020年に確認された。現在までに同社は当初のフランチャイズ契約で要求された5000万バルボアの投資額をはるかに上回る16億9500万バルボアを超える巨額の投資を行ってきたという。

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