10月28日は米国株が全体的に好調だったものの香港株を支えるには至らず、投資家にとってはリーマンショック以来の悲惨な10月となった。11月1日付香港各紙によると、10月31日のハンセン指数の終値は14687ポイントで、過去13年半で最低となった。10月だけでハンセン指数は2535ポイント下落し、下落幅は14.7%。2008年10月以降で単月で最大の下落幅となった。国泰君安国際投資の連敬涵・策略師は、香港株の低迷は中国本土と外部要因の影響と指摘。本土については株式相場の下落と経済統計が予想を下回ったことに加え、本土政府がゼロコロナを堅持していることが要因。外部要因では米国の株式相場が反発したものの、引き続き利上げや世界経済の衰退によって米国株は上昇を維持できないとみる。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。